時代:明治17年(1884)
状態:虫穴 汚れ
サイズ:約35.7×23.8m
宮路山の故事
太政大臣で琵琶の名手でもあった藤原師長は平清盛によって尾張に流罪とされます。
宮路山で琵琶を奏でていると音色に合わせて女性の歌声が聞こえます。
振り返ると鬼神の姿をした水神が「翌年には京に帰す」と告げ、師長はその通り都に戻ることができました。
広重が「東海道五十三對」シリーズで、芳年が「月百姿」シリーズで同じ故事を描いています。
師長は帰京する際、慕っていた娘へ形見として白菊という琵琶の名器を渡しますが、娘は離別に耐えられず池に身を投げてしてしまうという逸話も有ります。
そしてその白菊が2010年に宮内庁の蔵から発見されたというニュースも有りました。
熱田神宮から天皇家に献上された物だとの事です。
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